「さいきん、お米食べましたか?」この質問に若い男性の5人に1人が「いいえ」と答えたそうで
20代男性の約2割が1カ月間、コメを食べなかったことが農水省の調査で明らかになったそうです。かつて米ダー卿といわれるくらいにごはんが好きで、きほん、ごはんをおかわりするぼくからは信じられない結果です。
ちなみにシンガーソングライターのGacktさんは、米を10年以上食べていないそうです。もともとお米が大好きなのにです。Gacktさんがお米を食べない理由は、ソロになったときに、自分の中で大切な物を置いていこうと決め、 とりあえず米は音楽をやめるまで食べないと決心したんだそうです。炭水化物自体もほとんど食べないということで、一年に一回だけラーメンを食べることを自分に許しているそうです。代償のようなものなのでしょうか。やはり一流の方は違います。
小麦を主食とする人が増えている
なぜ若い男性の間で米離れが進んでいるのでしょうか?
「糖質制限の影響?」と思ったのですが、どうやらそういうことでもないようです。
米を主食としない人が若い世代を中心に増えているようなのです。
実際に、小麦系が主食と答えた人は40%を超えているんだとか。
男性の主食メニューランキングとしては、
- ラーメン
- 丼ぶりもの
- 生姜焼き
- おにぎり
- おそば
女性は、
- 食パン・ロールパン
- サラダ
- 野菜の煮物
- 茹で野菜、蒸し野菜
- スープ
女性、大丈夫なんでしょうか、カロリー的に…
というより、ランキングに米入っていないですよね…
おコメ涙目です。
http://www.comugication.com/survey/dl/report_visual.pdf
一日2食があたりまえ?
このように米の消費が減ってきています。
ただ、どうやら米に限らず、全体的に食べる量が減っているそうです。若い人の食が細くなっているようなのです。
たとえば、「20代男性の23%以上が朝食をまったくとらない」という内閣府の調査があります。毎日食べる人でも6割ていど。
20代の女性は、まったく食べてない人は13%ていどで、男性よりは食べている割合は高いです。男性は5人に1人が1日に2食あるいは、1食だけ。
たしかに仕事で忙しいとそうなりますよね。あと、食費も抑えられますからね。
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/research/h28/pdf/houkoku_2_2_2.pdf
あとは、米を一人分炊くのっていうのもめんどくさいですからね。
というよりも一食分だけ炊くのもむずかしいです。土鍋とかじゃないと。
ぼくも一人暮らしの時は、一度にたくさん炊いて、それを冷凍にして食べてましたが、それでも手間といえば手間かもしれません。
外食の人気はラーメン
自炊をしないと、どうしても米からは離れます。
実際に若者のうち夕食を自炊する人は6割で、4割は夕食を外でとっているそうです。
外食にかんしては男性はファストフードやラーメン・中華料理が多いみたいです。
女性は、ファミレス、イタリアン、パスタなどの利用頻度が多いということ。
http://www.nochubank.or.jp/contribution/pdf/research_2008_01.pdf
ある調査によると、米の消費量は、ピーク時に比べて
およそ半分になったというデータもあるみたいです。
「おいしいお米が一番多い時代」といわれる今、米離れが日本で進んでいるのは皮肉なことです。
農家の方は、海外に市場を伸ばしていくべきということなのでしょうか。
若い世代が食に無関心になっているというのは、割と同じ世代としてわかる気がします。
遠い将来は、食事はすべてサプリメントのようなものになり、味覚や触覚はすべてバーチャルで体験する、なんてことになっているかもしれません。
「氣」という漢字に米が入っているくらいに、かつては生命力の源とされてきたお米ですが、今後も日本人に食べられ続けるのでしょうか。 氣の元である米を食べないで、メンタルリセットできるんでしょうか。
最近、米食べてますか?
参考
荒川強啓 デイ・キャッチ! | TBSラジオ AM954 + FM90.5~聞けば、見えてくる~