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104日記

日記を中心に

『鋼のメンタル』 他人の目が異常に気になる人へ

 

鋼のメンタル (新潮新書)

 

百田尚樹さんの『鋼のメンタル』、おもしろかったので一部紹介します。

 

他の人の目が異常に気になる人へ

 

他人の目が気になるのは「ふつう」。

それは社会的な生活を送る人間にとっては当たり前のこと。

 

でもそれを過剰に気にすると弊害が出る。

 

他人のことばかりを気にすることの落とし穴

 

他人のことを気にしすぎる人は、

周りの人からはどう見られているのか?

 

他人を気にしすぎる人は、周囲の人からは

まさに「他人の目ばかり気にしている人間」と見られている。

 

そして

「他人のことばかりを気にして、本音を言わない人間だ」

と、軽く見られてしまうことがある。

 

他人のことばかりを気にすると、

このような皮肉な状況を作ってしまう。

 

この点について、

橋本徹元大阪市長の言葉が紹介されている。

 

著者からの

「なぜバッシングがあるとわかっていて、発言をオブラートに包まず言い続けるのか?」

という質問に対する返答。

 

「周囲を気にして言いたいことを言えない人は、

もしかして、自分を特別な人間と考えているんじゃないでしょうか」

 

「自分なんか所詮たいしたことのない人間だと割り切れば、

何を言ってもどうってことないと思えるはずですよ」

 

         ・

         ・

「木星から望遠鏡で地球を眺めてみたら、

僕の言ってることなんか、全然どうってことないでしょう。」

 

 人は誰でも

「自分は特別だ」、「皆とは違う」

という意識がある。

 

でも周りの人たちは、

あなたが思うほどにはあなたを特別視はしていない。

 

だから周囲のことを必要以上に気にする必要はない。

 

メンタルの強さは考え方から

 

現代は楽園。人間関係におびえるのは無駄

 

百田氏は現代は「地上の楽園」と語る。

人類は何万年もの間、

3つの厄災に苦しめられてきた。

3つとは飢え、疫病、戦争のこと。

 

150年ほど前の江戸時代においては、

飢饉になるたびに多くの人が亡くなり、

足を骨折しようものなら、一生障害が残ることも。

 

また第二次世界大戦では、夜、寝ていると、

空から爆弾が降ってくる中で暮らしていた。

 

今多くの日本人はこれら厄災と無縁の生活を送っている。

そう考えると、今の社会は、

人類が何万年も追い求めてきた「地上の楽園」を

実現させた世界のように見える。

 

生活と仕事が保障されると、それが当たり前になる。

そうすると生活や仕事のことで悩まなくなる。

 

そして人間関係みたいなもので悩むようになる。

プライドを捨てれば、会社の人間関係やリストラの圧力に悩まなくなる。

本当に耐えられないなら、そのときはスパッと会社を辞める。

 

100年もたてば、今この世にいる人たちは、誰もいない。

100年後には憎しみや、欲望、愛でさえ消え去っている。

 

人生は一発勝負

成功を得るためのタイムリミット

成功のタイムリミットは40代まで。

二十歳からの20年間。40歳までが勝負。

それまでになんらか結果を残しておかないと

そこから先に成功をするのは難しい

 

現実的には10年ちょっとくらいが勝負できる時間

勝負の寿命はわずか10年ちょっと。

もし社会的成功を手にしたいなら、

若い時から、今生きている一日の重要性を噛みしめること。

 

これがスポーツの世界ならもっとわかりやすい。

なぜならアスリートの寿命ははるかに短いから。

若いときの貴重な時間を無駄にすれば、アスリートとして大成できない。

 

だからといって社会的成功を遂げたものが人生の勝利者ではない

成功がなくても幸せになれる

 

感想など

 

本書の説明には、

即効性抜群の実践的メンタルコントロール術!

と書いてありますが、

実際に、テクニックは書かれていません。

百田さんの人生「論」で成っています。

 

読み終わった後は、

「コントロール術ないじゃん!」

とツッコミたくなりました。

 

でも、本書の中で付け焼き刃的な知識は、

得られるのは早いが、失うのも早い、

と書かれています。

 

つまり、急がば回れ。

メンタルを強くするためには、

安易なテクニックに頼らず、

考え方の習慣を変えるのが結局は一番の近道。

このことを商品説明は

暗に言っているのかもしれません。

 

そして本書にはいくつも「考え方」が紹介されております。

よくあるような「きれいごと」でなく

著者の本音を真摯に語ってくれているように思いました。

その分厳しさもありますが。

 

きっと参考になる「論」が見つかるはずです。

 

目次:

第一章 打たれ強さの鍛え方
人は自分が思っているより強い/打たれ強さは鍛えられる
バッシングを恐れるな/闘争心を忘れたらおしまい
受験勉強は大いに意味がある

第二章 挫折との付き合い方
負けることもまた楽しい/へこむ時はへこめ
後悔はするだけ無駄/女性にふられることを恐れるな
人生はジェットコースターの方が楽しい

第三章 心の立て直し方
死に逃げてはいけない/あなたの悩みは本当の悩みか
心を壊すのも立て直すのも自分/人間関係で悩むのは幸せな証拠
人間の耐久力には限界がある

第四章 精神の解毒法
他人の目が異常に気になる人へ/有言実行を心掛けてみよう
お世辞くらい上手に言え/他人の悪口は大いに言うべし
謝罪と訂正を躊躇するな/百年後の世界から自分を見てみよう

第五章 鋼の処世訓
幸せの基準を他人に求めるな/自分をわかってくれないと嘆くな
一日で変わった者は一日で元に戻る/口論に負けない方法
へらへら笑うな/配偶者に理想を求めるな/なぜ人前であがるのか?
SNSで嫌われることを恐れるな

第六章 「成功」の捉え方
喜怒哀楽があってこその人生/「自分の藪に張り付いていろ」
人生は一発勝負/人生の優先順位を間違うな

 

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