104日記

 主に雑記。

『未来の年表』感想

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

 

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
を読みました。とても興味深い内容だったので一部紹介します。

「2020年ごろから日本の経済は急落する」

一部でまことしやかにささやかれています。

私自身は、

「いやいや日本はまだ大丈夫っしょ」

と思っていたのですが、本書を読んで
「たしかに2020年ごろからヤバいかも」と思いました。

 2020年が一つのポイントです。
もちろんオリンピックが開催される年。
しかしながら皮肉にも同年が日本のピーク(かもしれない)

本書を読んだ上で今の日本を表すと、
最近のチャートでいえば、今の日本は私が思うにココ↓です。
そして2020年以降、日本経済は急落します。
(あくまで私の印象です)

f:id:atal:20170722182008p:plain

 (画像は米ドル/円 - FXレート・チャート - Yahoo!ファイナンスを加工したもの)

今の日本は「下げ」トレンド。
その中の小さな「上げ」がここ数年の日本です。
いわゆる押し目の位置です。

そしてこの小さな上げは、オリンピック終わるころにドーンと下がる。
問題が見えてくるということです。

生産人口が減っていく日本は、
長期的には「安」トレンド。

本書で紹介されている未来の年表を2020年前後に絞って紹介したいと思います。

くらい話題にばかりになってしまいましたが、不安を煽りたいわけではありません。

目を背けたくなるような現実でも
逃げずに直視することが
本当の意味でポジティブなはずです!!

 

2019年 技術者が不足し始め、技術大国の地位が揺らぐ

社会のインフラ(上下水道や道路など)の老朽化が進む。

しかしそれを支える技術者の後継者が不足する。

五輪で金メダルが取れなくなる!?

少子化は思わぬところにも影響を及ぼすおそれがある。
それが五輪。
将来、金メダルを狙える選手が少なくなるかもしれない。
なぜなら優秀な才能の出現は、参加する母集団の大きさに比例するため。
競技人口が少なくなれば、優秀な選手も生まれにくい。

AI開発も停滞

AIの期待感はかつてないほど高まっている。
労働力不足の有効な解決策としても期待されている。
一方、IT人材は2020年から退職者が就職者を大きく上回るとされる。
AIの開発者も不足が懸念されている。

2020年 女性の2人に一人が50歳以上に

少子化とは将来の母親が減るということ。
少子化はさらなる少子化を生む。

かつてのベビーブームが起こったくらいでは少子化トレンドは変わらない。

仮に1組のカップルが5人、6人と子供を持つくらいにならないと人口減少は止まらない。
ちなみにこのまま流れが進むと2035年には、男性の3人に1人。女性の5人に1人が生涯独身になると推測されている。

2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ

老老介護が当たり前に。
介護する側も要介護。

2020年のオリンピックを終えたところから、日本は急速に高齢化が進むと見込まれている。団塊世代が全員75歳以上になるため。
一般的には「2025年問題」と言われる。厳密には2024年から起きる。
育児と介護の組み合わせも課題となる。

2025年 ついに東京都も人口減少へ

推計として2025年ごろから東京都の人口は減少が見込まれている。

とはいえ当面は人口が増え続ける。
その理由は、地方の一人暮らしの高齢者が子を頼って同居や近居が起きるため。

一方、東京都はビジネス中心の街づくりを進めてきている。
結果、その時に介護に十分対応できない可能性がある。

 

今は猶予期間

今は猶予期間ともいえます。

今後「超高齢化の波」が来るのは確実
確実に来るのですから今からの備えて損はありません。

繰り返しになりますが、この本を紹介した理由は不安をあおりたいわけではありません。

株や為替の値動きは個人ではどうしようもありませんが、同じように時代の流れは個人ではどうしようもありません。

ですが値動きに対応できるように時代の流れに対応することはできます。

実際に日本が下げトレンドに入っているなら、その中で何ができるか?

多くの人が認識を変えるだけでも、流れが変わりうるはず。

本書にも「10の処方箋」が紹介されています。

だれにとっても未来の備えをする上で参考になるはずです。

追記

暗い話題ばかりになってしまったので、最後に松下幸之助さんの言葉を。

「逆境、それはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯にきたえられてきた人はまことに強靭である」 

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

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