104日記

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幸せへのカギ『もっと言ってはいけない脳と心の正体』文藝春秋SPECIAL から

文藝春秋SPECIAL 2017年夏号[雑誌]

 

『もっと言ってはいけない 脳と心の正体』

文藝春秋 SPECIAL 2017 夏 もっと言ってはいけない 脳と心の正体 巻頭特集 橘玲 特別監修

が面白かったので一部しょうかいします。

今(2017年9月現在)Amazon Kindleストアでセール中。

文藝春秋SPECIAL 2017年夏号[雑誌]

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意識は幻覚 無意識こそ「あなた」

意識こそは幻覚で、わたしたちとは無意識

こうした人間観が常識になりつつあります。

たとえば

あなたが水を飲みたいと思ったとき、

実はそれよりも0.35秒前に脳から

「ペットボトルに手を伸ばせ」

という指示が筋肉神系に出されているといいます。

つまり、

✖ 水が飲みたい→ペットボトルをとろう

〇 ペットボトルをとれ→水を飲みたい

最初に水を飲みたいと思ったのは、
意識の上の「あなた」ではありません。

じゃあ水を飲みたいと最初に思ったのは?

あなたではなく「無意識」です。

笑ったから嬉しく、涙が出たから悲しい
これが最近の脳科学の常識。

  • だから割りばしをくわえてマンガを読むと楽しく感じる。
  • ガッツポーズのようなハイパワーのポーズをとることだけで前向きになります。


無意識こそが本体。
幸せになるためには無意識を幸せにすればいい。

どうすればいいのか?

 

悩みは燃やして解決

無意識は理性的でなく感覚的。
ノリや雰囲気、クウキを大事します。

イヤな記憶を忘れたいときには、
紙に書いてそれをビリビリにするだけで
気分がガラッと変わることがわかっています。

悲惨な失敗やつらい体験など、忘れたくても忘れられない記憶に悩まされているひともいるだろう。
そんなときは、その経験を紙に書き、封筒に入れて封をしてしまおう(燃やして土に埋めてもいい)。
バカバカしいと思うかもしれないが、心理実験では、たったこれだけで気分が変わることがわかっているのだ。

 

そもそも幸福とは?

 

セロトニンが幸福を決める

cognitive cacophony

幸福がなにによって決まるかは諸説あるが、神経伝達物質セロトニンが関係しているとの説が有力だ(セロトニン濃度が高ければ幸福感が高く、濃度が低いとい抑うつが現れる)。

幸福の「尺度」。
これは人によって違います。

幸福をどれくらい感じるかはある意味「才能」

足の速さや、頭の良さと同じで生まれつきに左右します。

ぼくらアジア系は白人にくらべて
セロトニンの量が少ない。

日本人(アジア人)は、うつになりやすいとされます。遺伝的に。

これはわるいことばかりではありません。
物事には両面あります。

この遺伝的特質は、努力とお金を生みます。
実際、アジア人の方が白人よりも高収入!

アジア人のエリート率のほうが高いそうです。

生まれつき幸福なひとは、人生に満足しているのだから、それ以上努力する理由はない。それに対して不安感が強いひとは、悲観的な将来から逃れるためにデートの約束をあきらめてもいま努力しようとするだろう。これが知能が同じでもアジア系の学力が高い理由で、幸福感が低いことの代償としてよい大学に入学し、高収入を得るようになるのだ。

アジア圏では仏教や儒教が広がりました。
欧米のキリスト教と比べるとどこか「苦行」的でストイック。

これは遺伝的な要素が大きく関係しているのかもしれないですね。

 

幸福になるたった一つの手段

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「無意識としてのわたし」はなにを幸福と感じるのか。それは、他者からの評価(共同体とか〝きずな〟といってもいい)しかない。なぜならヒトは、徹底的に社会的な生き物だから。

人は社会的な動物。

幸福は人間関係の中からしか生まれない。

他者から認められることで人は幸せを感じます。

アドラーは、

「悩みはすべて人間関係から生まれる」

と語っていますが、

同じように

幸福も人間関係からしか生まれないのかもしれません。

 

毎日会う人が重要

さまざまな幸福度調査では、いちどだけの強い痛みよりも、弱い痛みがずっと持続する方が幸福度を大きく引き下げることが繰り返し示されている。

離婚や失業は実は大したことではないのです。無意識さんからすれば。

それよりも毎日の満員電車での移動、イヤな上司や同僚といったきらいな人と毎日顔を合わせなくてはならないことの方がずっとキツいのです。

その意味では、社内のパワハラやクラスのイジメはより真剣に考えていかなければいけないのかもしれません。

 

幸せになるにはどうすればいいの?

「意識」中心の考えを捨て、「無意識」こそ自分の本体だと認識した方がいいと思います。これまで述べてきたように脳が行っていることの大半は、実は「無意識」が行っています。

しかも、その仕事は非常に正確で優れています。「無意識」は記憶もできるし、知能も持っているし、判断や決断もできます。ですから、自分の能力を高めようと思うのであれば、「無意識」を鍛えるべきです。

 

そのためには、「反復」が大事ということ。
反復で体(無意識)に染みこませる。

スポーツ選手や音楽家、囲碁の棋士のようにひたすら練習あるのみ。
きたる東京オリンピックに向けて今この瞬間も選手のみなさんは練習しているはず。

オリンピックに出ないぼくらであっても成長のための「反復練習」あるのみです。

 

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。

 ー宮本武蔵

 

文藝春秋SPECIAL 2017年夏号[雑誌]

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