104日記

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ゴーン元会長は何罪で起訴される?罪状、罰則は?

カルロス・ゴーン経営を語る (日経ビジネス人文庫)
ゴーン元会長は何をした?罰則や罪状は?

あくまで現時点で分かっているニュースや報道の内容をまとめたものです。

100億円もらっていたのにもかかわらず、50億しかもらっていないとしていた

しかしその後の報道で

その50億円は将来受け取る報酬」だったとされ、

まだ「受け取っていなかった」とも報道されています。

ニュースも二転三転している状態です。

今報道されている範囲からどのような罪に問われそうなのかまとめます。

1.金融商品取引法違反(有価証券報告書に対する虚偽記載)

わかりやすくいえば書類に「ウソ」を書いた罪です。

具体的には、「有価証券報告書」に虚偽の記載をした疑いです。

ゴーン元会長はこの容疑で逮捕されました。

「有価証券報告書」は、株主や投資家に書かれた書類。

投資家は、これを見て投資をするどうか決めます。

有価証券報告書の虚偽記載とは、

たとえていえば、「商品説明」にウソが書かれていたようなもの。
USBの商品説明に128GBと記載されているのに実際には64GBしか保存できないなど。

2.所得税法違反

ゴーン元会長は、日本に住民票がないとされています。

所得税を支払う必要はないのか?

ポイントは「日本の居住者」とみなされるかどうか

たとえ住んでいる事実がなくても資産などさまざまなことから判断されます。

3.特別背任罪

日産に損害を与えていた場合にはこの罪に問われる可能性があります。

どういうことが特別背任になるか?

仕事にまったく関係ないものを会社のお金で買った場合に「特別背任」になりえます。

たとえば業務上まったく関係ないにもかかわらず会社の金で高級住宅を買うなどの行為です。

ただ特別背任罪での起訴は、きわめてハードルが高いとされます。

 

ゴーン元会長の刑期は?

上記の3つの罪は、それぞれともに

10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金

とされています。

具体的に刑期はどれくらいになるか?

10年前後になる可能性があります。

罰則では、「10年以下」とされていますが、もし複数罪を重ねていた場合、刑期が増えることなります。これは「併合罪」という考えによるものです。

検察側の狙いは?

もし起訴するなら「特別背任罪」。

この見方が有力です。

なぜなら「金融商品取引法違反」での起訴はいろんな意味で難しいからです。

というのも「形式犯」にすぎないからです。

ゴーン元会長のような大物を単に形式犯で起訴するのは、やりすぎという批判を受けかねません。

「形式犯」とはカンタンに言えば、単に法律の条文に違反したという罪。

いわゆる「うっかりミス」。悪質の度合いは低いとされます。

たとえば「無断駐車」。被害者や損害が発生していなくても捕まります。

金融商品取引法違反もそれと同じで、「被害が発生した」からではなく、単に「ルールを破った」ので捕まったというニュアンスになります。

もちろん、犯罪は犯罪です。

ですが、経済や国際社会にこれだけ大きなインパクトを与えているため、形式犯での逮捕とうだけではさすがに済まされないでしょう。

またフランスとルノーとの関係でいえば、仏政府は、ルノーの筆頭株主。ルノーは、フランスの国営企業のようなもの。ゴーンはそのルノーのトップです。

このことからも尚更、単なる虚偽記載による起訴では難しいと思われます。

「特別背任」が本命

やはり特に個人の罪が重いとされる「特別背任」がやはり本命なのではないでしょうか。

これで立件できれば、

「ゴーン元会長のような大物だとしても今回のように捕まってしょうがないよね」ということに国際社会も落ち着く可能性はありえます。

ただ、繰り返しになりますが、特別背任罪として起訴するためには、「財産上の損害」を会社に与えていた事実が必要になり、かなりハードルは高いとされます。

今後、日産に損害を与えたかどうかに注目が集まりそうです。

 

さいごに

日々様々な事実が明らかになるなか、最近では国内でも風向きが変わりつつあります。

  • メディアの一方向的な報道姿勢
  • ゴーン氏側が一切反論できない状態になっていること
  • さらに日産側の責任がほとんど取り沙汰されないこと
  • 先が見えない勾留期間

これらに疑問の声が上がりはじめています。

はたしてどのような結末になるのか?

少なくとも平成最後の大スキャンダルになったことは間違いないかもしれません。

 

参考:

ゴーン氏事件についての“衝撃の事実” ~“隠蔽役員報酬”は支払われていなかった(郷原信郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

ゴーン逮捕と捜査の行方と問われる罪

ゴーン容疑者は「特別背任罪」になるのか?元東京地検特捜部副部長の若狭氏が教える“今後のポイント” - FNN.jpプライムオンライン

経験のないような屈辱...ゴーン容疑者「東京拘置所生活」3畳の単独室で - FNN.jpプライムオンライン

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